舞王 -MAIOH-
死者から奪った美しい紅の衣を纏い、
少年・犬弥はその未来を拓く――。
舞王 -MAIOH-
永田ガラ
620円 (税込) 書き下ろし
  • 青春
  • 時代
  • ワクワク

 室町初期。将軍臨席のもと、大観衆を集めて行われた華やかな田楽興行で、見物の桟敷が崩れ落ち、数百人が死傷する惨事が起きる。
 戦災孤児の少年・犬弥はどさくさにまぎれ、死んだ舞い手・花夜叉の遺骸から美しい紅の衣を奪い取るが、そこから思いもかけなかった運命が開けてゆく。
 後世、天女舞の名手として世阿弥や足利義満に絶賛され、観阿弥とともに初期能楽に一時代を築いた犬王太夫。彼が傷つき悩みながらも、懸命に自らの生きる道を見いだそうとする波乱の少年時代を描く。

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著者プロフィール

永田ガラ
1970年、京都府生まれ。京都府立大学、京都大学大学院で中世~近世日本史を学ぶ。新聞社勤務の傍ら小説を書く。筆名は怪獣「ガラモン」にたたずまいが似ていることに由来。