プシュケの涙
みんなと同じになれない二人だけど、
誰かを好きになることはあるわけで……。
プシュケの涙
柴村 仁
599円 (税込) MW文庫版
  • 切ない

「こうして言葉にしてみると……すごく陳腐だ。笑っていいよ」
「笑わないよ。笑っていいことじゃないだろう」
 あなたがそう言ってくれたから、私はここにいる――あなたのそばは、呼吸がしやすい。ここにいれば、私は安らかだった。だから私は、あなたのために絵を描こう。

 夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降り自殺した。そのわけを探る二人の少年。一人は、全てがうまくいかず鬱々としてる受験生。もう一人は、何を考えているかよく分からない“変人”。そんな二人が導き出した真実は……。

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著者プロフィール

柴村 仁
第10回電撃小説大賞<金賞>を受賞。2004年作家デビュー。『プシュケの涙』で新境地を切り開き、既存のカテゴリーにとらわれないその作風が高い評価を受ける。今後の活躍が期待される注目の作家。